【シニア夫婦の海外旅行】海外旅行を安くて豪華に楽しむコツとは

旅を楽しむ
イングランドのストーンヘンジを訪ねて
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安くて豪華に、夫婦で海外旅行を楽しむ方法は?

元気な60代シニア世代が、夫婦で海外旅行を楽しむ機会は増えています。

子育てが落ち着き、定年退職もし、人生の節目に夫婦でのんびり海外旅行を楽しみながら、次の人生設計を語り合うのは素晴らしいことです。

でもどうせ行くなら、あまりお金をかけずに、しかも安かろう悪かろうの格安パックではなく、二人にとって自分たちだけの豪華な海外旅行にしたいですよね。

かといって、行ったことのない国を自分たちだけで回るのは危険ですし、そもそも計画したり準備したりするのも大変です

大丈夫です。ここでは旅行会社をうまく利用しながら、自分たちだけのとっておきの時間を楽しめる方法をご紹介します。

【シニア夫婦の日帰り旅】体験で学んだ日帰り旅行の楽しみ方
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サイパン島にて撮影

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パッケージツアーと自分で手配する旅の長所・短所

まず、海外旅行に行くには、旅行会社のパッケージツアーに参加する方法と自分で手配する方法があります。

パックツアーの長所は、希望するパックツアーを選べば、あとは旅行会社がすべて段取りしてくれるところです。楽で安心です。

短所は、集団行動なので他の参加者への気遣いが必要なことと、旅の自由が制限されるところです。

個人で手配する長所は、自分たちの思うままに予定が組めることです。

ずっと行きたいと思っていた場所に思う存分時間を割くことができ、自由気ままに行動できます。

短所は、航空券、宿泊先の手配や、旅先の情報収集などの事前準備と現地での手配が面倒なところです。

パックツアーと個人手配は、どっちが安いか?

コスト面に関しては、アメリカ、ヨーロッパなど遠距離なほど、パックツアーの方が安く済みます

東アジア、東南アジアなどは、個人で航空券とホテルを手配しても安く抑えられる場合が多いです。LCCをはじめ就航キャリアの本数も多く、価格競争も盛んなためです。

旅行会社にはホテルと航空会社と両方との繋がりがあり、個人手配では手にできない価格で商品を売る事ができる場合があるのは事実です。

韓国のソウルにて撮影

60代シニア夫婦に向く海外旅行は?

では、海外旅行を安くて豪華に楽しむには、どんな選択肢があるのでしょうか。

海外旅行には大まかに分けて、二つのタイプがあります。ひとつは滞在型(都市やリゾート地に滞在)の旅で、もう一つは周遊型(一国や数か国を巡る)の旅です。

滞在型の旅には、パリとかニューヨーク、ロンドンなどの都市に連泊し、市内や郊外を日帰り観光するパターンと、ハワイなどのリゾート地にゆったりと滞在するパターンがあります。

周遊型の旅には、バスや列車で移動しながら、一国または数か国を周遊しながら観光するパターンです。

【シニアの旅】念願のビートルズの聖地リバプールを訪ねました

イングランドのリバプールにて撮影。

まず、滞在型がシニア夫婦にはおススメ

私は絵を描くのとシャンソンが好きなため、パリは大のお気に入りです。パリに滞在しながら妻と美術館を巡り、カフェでゆったりとお茶を飲むのが至福の喜びです。

また、ニューヨークは仕事で3年住んだ都市であり、ジャズ、ミュージカル、オペラ、美術館など楽しめる場所がいくつもあり、飽きることがありません。知り合いもいて、何回行っても楽しめます。

パリやニューヨークは市内だけでも楽しめる観光スポットがたくさんあり、自分たちで計画し出かけることができます。

また、郊外へ自分たちで足をのばしても良いし、日本人向けの日帰りバスツアーもたくさん用意されています。

ハワイなどのリゾート地ならまして、自分たちだけで安心して、ゆったりとのんびり過ごすことができます。

旅行会社には、往復の航空券とホテルの予約、現地のオプショナルツアーを頼むだけで済みます。

また、ネット予約ならエクスペディアなどを使うのも一つの手です。滞在型の旅で、格安航空券と格安ホテルを予約をするだけなら、とても便利です。

私も何度も利用していますが、国内の旅行会社に比べ安く抑えられます。

外国の会社のため初心者には向かないかもしれませんが、ネットで予約した通りに行動すればまず問題は起こりません。

【シニアの海外ひとり旅】安くて楽しめる海外一人旅5つのヒント
いつかは行行ってみたかった国、訪ねてみたかった場所はどこですか?定年という人生の節目を迎えた今が、思い切って行ける人生最大のチャンスです。でも、奥さんが一緒に行きたくないと言っている方、海外ひとり旅は心細いとお思いの方、大丈夫です。60代シニア男性が安心して海外ひとり旅 を楽しめる「5つのヒント」をご紹介します。

スペイン南部コスタデルソルの町・ミハスにて撮影

周遊型はまずツアーに参加する

パックツアーの最大の長所は、宿泊先の予約確認や列車などの移動手段に気を遣わずに、旅を楽しめることです。

半面、団体行動なので、同行するメンバーとの相性や巡り合わせが悪く、不愉快な思いをする心配があります。

また旅先でのトラブルなどを考えると、安心を買うためにも添乗員付きの周遊型パックツアーは楽です。

さらに中には、個人では入れない美術館や歴史的建造物もあり、ツアー参加者限定だから観られるメリットもあります。

私は2019年夏に、イングランド、ウェールズ、スコットランドをクルマで巡る旅を計画しましたが、異国での交通事故を考え、結局はパックツアーに加わり、途中で別行動(離団)をとる方法を選択しました。

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ツアーから離団し、自由行動を楽しむ方法

例えば、団体用のディナーをパスして、夫婦で街に出かけ好きな料理に舌鼓を打つのも楽しいです。

パックツアーの難点は、ランチやディナーが団体席で味気ないのと、冷めた料理で美味しくない点です。

これではせっかくの海外旅行の醍醐味である食事の楽しみが薄れてしまいます。

また、行ったことのある観光地はパスして、その時間を利用し自分たちが本当に行きたかった場所を訪ねたいですよね。

離団とは、グループから離れ、自分たちが行きたいところに行き、再び合流する方法です。

旅行会社にはツアーを申し込む際に、あらかじめ離団できるツアーなのか確認してください。

イギリス周遊ツアーに参加した際も、ロンドン市内観光をパスして、特急で片道3時間半をかけ、ノースヨークシャー州の港町スカボローを訪ねました。

中学3年の時に知ったサイモンとガーファンクルの「スカボロフェア」をすっかり気に入ってしまい、いつかその町を訪ねるのが夢だったからです。

【シニアの旅】S&Gの名曲スカボロフェアのふるさとを訪ねる旅
S&Gの名曲「スカボロフェア」の故郷を訪ねる。サイモンとガーファンクルが歌う「スカボロフェア」を聞いて以来、私の一番好きな曲になりました。イングランド北部の港町、スカボローを訪ねました。ロンドンからヨーク乗り換えで3時間半。あこがれの地に初めて足を踏み入れました。

ツアー申込みの際に途中で別行動したい旨を話し、出発前に離団届を提出しました。

書面の内容は、ツアーからいつ離れ、いつ合流するか、離団中は自己責任であることを確認する内容です。

自由行動(離団)できるタイミングはツアーの移動中ではなく、連泊する2日目、3日目の自由行動の日が好ましいです。

ベトナム・ホーチミンの市場にて撮影

パックツアーに参加するベストな時期は?

ツアー料金が安くても、最低価格出発日は避けた方が良いです。それより少し高い出発日ぐらいが狙い目です。

最低価格の場合、価格だけで申し込んでくる人が多く、同行メンバーとの関係で不愉快な思いをするケースも多々あります。

それと、ツアー人数が少ないツアーがおススメです。

10人と30人のツアーでは、添乗員さんの対応、トイレ休憩や食事の場所などでも勝手が違ってきます。

シニア世代の強みの自由な時間がとれる特権を活かし、すでに催行が決定され、参加人数が少ないツアーを確認してから申し込むのがベターです。

泊まるホテルもグレードだけではなく、離団して行けるレストランが近くにあるかなど、ホテルの立地もグーグルマップなどで確認しておいた方が良いです。

インドネシアのバリ島にて撮影

滞在型旅行では、現地ツアーを利用する

滞在型で旅行する場合は、市内観光に飽きたら郊外へ日帰り旅行に出かけるのも面白いです。

市内の観光地と違い、郊外は観光客が少なく、現地の生活をゆったりと垣間見ることができます。

また、日帰りの現地ツアーを利用するのも一つの手です。

日本であらかじめ予約もできますが、現地でも申し込めます。

個人で回るより、時間を節約して多く訪ねることができますし、比較的にお値打ちです。

1泊2日でちょっと遠くへ足をのばすのも楽しいです。滞在ホテルにまた戻ってくるなら、とても楽です。

パリの東駅にて撮影

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安くて豪華に海外旅行を楽しむ方法のまとめ

旅行費用は、アメリカ、ヨーロッパなど遠距離への旅行なら、旅行会社のパックツアーの方が安くてすみます。東アジア、東南アジアなどの近場は、個人でも安く行けます。

離れた欧米への旅行でも、滞在型の旅行なら自分たちで手配しやすく、気軽に楽しめます。

格安の航空券とホテルをセットで申し込むなら、エクスペディアなどの旅行サイトを使うのも一つの手です。割安です。

個人では手間のかかる周遊型の旅は、パックツアーに参加した方が安心で楽です。自分たちで手配するとトラブルも多く、移動すること自体に神経を使います。

パックツアーに参加することで移動を安く気楽にし、ツアーの途中にタイミングを図り離団することです。

パックツアーの良いところを利用しながら、個人旅行の良いところを堪能するにはこの方法がベストです。

企画した旅行会社からすれば、ツアー参加者が途中で離団する行為は、トラブルの原因にもなり、迷惑なことです。

旅行会社と添乗員、パックツアーの他の参加者にくれぐれも迷惑をかけないよう、あらかじめ周到な準備をしたうえで、離団することが大前提です。