楽に歯周病を防ぐ決め手とは?
ずばり、就寝前と寝起きに液体ハミガキで口洗いするだけで、効果抜群です。
「毎日たった、1分×2回」だけです。きょうから、さっそく試してください!
私たちシニアにとって怖いのは、虫歯ではなく歯周病です。
その歯周病が進行するのは、実は寝ている間なのです。
昼間は歯を磨かなくても、唾液が歯磨きの役割を果たすため、虫歯も歯周病もさほど進行しません。
私は昼食後しばらく経ち、口の中がネバネバするときは、キシリトールガムを噛み、歯みがきの代わりをしています。
ガムを噛むことは、ストレス解消につながり、脳を刺激しボケ防止にも良いと言われています。一石二鳥です。
間違っていた私の歯磨き習慣
私のいままでの歯みがき習慣は、子供のころから、朝食後と夕食後の一日2回の歯みがきだけでした。
治療した歯はかなりありますが、歯を一本も抜かず来れたのは、ラッキーでした。
しかし、5年前に「抜歯するしかない」と言われ、私は自分の口内史上、最大のピンチを迎えました。
原因は長年の虫歯治療の繰り返しで、 歯の神経を取ったあとの管から細菌が侵入し、歯の根っこが化膿したためでした。
かかりつけの歯科では、「ここまで虫歯が進行すると、入れ歯かインプラントにするしかない」と言われました。
私はセカンドオピニオンとして、別の歯科を訪ね、歯を抜く選択肢しかないのか尋ねました。
その時、説明を受けたのが、根管治療でした。
根管治療は、痛んだ歯髄を除去し、根管を注意深く清掃したうえで、 再び菌が入らないよう歯根の中を詰め物で塞ぐ治療です。
この根幹治療を受けたことが、私にとって自分の口内、歯について考える大きなきっかけになりました。
虫歯と歯周病は、夜つくられる
私は夕食後の歯みがきの際に、デンタルフロスと歯間ブラシを使い、一日の歯垢をすべて取り除くことを心掛けています。
ただの歯みがきだけでは、歯垢が除去できないことが分かったからです。
夕食後は風呂上りに水を飲む以外は、何も口にしません。
旅先で夕食後に再び、食べることがあった場合は、また歯を磨きます。
そのうえで寝る前に、洗口液(液体ハミガキ)でしっかり口内雑菌を洗い流すようにしています。
虫歯と歯周病は、昼間ではなく、寝ている間につくられるからです。
寝起きの口内は、雑菌だらけで危険
朝起きた時に、口の中が臭いと感じたことはありませんか。
口の中に雑菌が一番多いのが寝起きです。
私はいままでこの雑菌を無意識に毎日飲み込んでいました。
口の内に生息する菌は、約100億、700種類以上と言われ、口内で繁殖した菌が全身に周り、炎症、血栓などの原因となります。
歯周病の人が健康な歯茎の人と比べて、心筋梗塞を起す確率が3倍高いといわれるのはそのためです。
歯を失うだけではなく、脳梗塞、心筋梗塞など全身に障害を残したり命を奪う原因となる病を引き起こす可能性があるということです。
そのほか、糖尿病、肝脂肪、アルツハイマーなど多くの病気の原因になることが近年報告されています。
ということで、『就寝前の口洗いは歯周病予防のため』、『寝起きの口洗いは口内洗浄のため』です。
まとめ
わたしは、就寝前と寝起きに口洗いする習慣を取り入れたことで、周期的に起こる歯肉の腫れが無くなりました。
定期健診でも歯周病の進行はなく、歯垢がほとんどないと診断されています。
私が長年の歯みがき習慣で変えたのは、以下の3点です。
1、電動歯ブラシを使うようになったことです。
いままでどうしても歯を強く磨く癖があり、歯茎を痛めてしまうからです。いまは電動歯ブラシを支えている程度になりました。
2、夕食後の歯磨きの際に、デンタルフロスと歯間ブラシを使うことになったことです。
3、就寝前と寝起きの口洗いです。
また、夜中にトイレに行く際も必ずマウスウォッシュでうがいをしています。
4、半年に一回、歯の定期検診に通うようになったことです。
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