【50代から始める趣味】いつまでも我慢せず、わがままに生きよう!人生充実の極意

趣味の選び方
単身赴任中、名古屋のライブハウスにて。
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掲載写真は、すべて筆者の作品です。

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人間関係って難しい !

私が40年近いサラリーマン生活の中で、何が一番大変だったかというと「人間関係」でした。

それだけが悩みの種だったと言っても過言ではありません。

「仕事大好き人間」だった私は、20代後半から30代にかけて2週間ぶっ通しで働き、気が付くと月3日しか休んでいなかったという月もありました。

「過労死」「働き方改革」が叫ばれる今とは違い、「24時間働けますか」というCMが流行っていたころの話です。

いまは小学生の母親になった娘が幼児の頃、「おとうさん家に帰って来ないけど、何してんの?」と妻に訊ねてきたそうです。

「お父さんは働いてお金を稼いでいるのよ」と答えると、娘が「だっておかあさん、お金はキャッシュカードで出てくるよ」と言ったそうです。

それをあとで聞いた私は、それまでの生活パターンを深く反省しました。

そんな仕事人間だった私が苦手だったのが、唯一仕事上の人間関係でした。

自宅庭にたたずむ自作のお地蔵さんたち。

人の悩みは、すべて対人関係の悩み

どうしても肌が合わない相手がいるものです。

その相手がたまたま上司だったら最悪です。

私の場合もそんな上司とぶつかり、ストレスを溜める日々が続きました。

もちろん相手だけを責めるつもりは一切ありません。相性が悪いのです。

「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」 ― 心理学者アルフレッド・アドラーの言葉ですが、私にとってまさにその通りでした。

ストレスの原因の100%が人間関係でした。

「嫌われる勇気こそが大切だ」という言葉をあとで知りましたが、それを理解できたのは、すでに定年が迫っていたころでした。

ペルシャブルーの釉薬を使った自作の花瓶

私を認め、育ててくれたのも上司

「捨てる神あれば拾う神あり」とはよく言ったもので、悩む私を励まし、育ててくれたのも別の上司でした。

本当にお世話になり、感謝し尽せない上司。

すでに他界してしまった方、まだお元気な方もいらっしゃいます。

ある他界した上司のお墓には近くに寄った際はお参りしたり、遠くでご存命の上司には旅の途中に訪ねたりしています。

諦めなければ、失敗はない

「失敗は成功の母」、「失敗した数だけ成長できる」。

わたしはこの二つの言葉が大好きです。今もその思いで仕事を続けています。

私は40歳のとき、ステージ2のガンが見つかりました。

すぐに切除手術と25回の放射線治療を受けました。ちょうど仕事でニューヨークに家族で住んでいた時でした。

アッパーイーストの病院でドクターからガンと告げられ、その帰り地下鉄の中で「俺の人生には60歳定年はなかったのか・・・」と、ひとりつぶやいたことを鮮明に覚えています。

弥勒菩薩半跏思惟像っぽく作った自作の陶像

ガンの原因は、過剰なストレスの連続

そのときドクターが、ガンの原因のダントツトップは「過剰なストレスの連続」と言ってましたが、自分のこれまでを振り返りまさにその通りだと実感しました。

不幸中の幸いだったのが、大好きだったタバコをやめることができたことです。

喫茶店で本を読みながらのブラックコーヒーとタバコの3点セットが至福のときでしたが、その習慣をあっさり葬り去ることができました。

この時自分の人生、生と死について真剣に考える機会になりました。

「生まれた以上は必ず死ぬ。早いか遅いかだけ」「生きているうちが花」「死んだらおしまい」・・・。

だったらこれからどう生きよう。

「生きているうちにやりたいことはやっておこう」と強く意識しました。

自作の大壺

失敗しても元に戻るだけ、マイナスにはならない

誰もが最初は「ゼロ」からスタートです。

たとえ失敗しても、また振出しに戻るだけです。 決してそれより後ろに戻るわけではありません。

失敗の経験は次のステップの財産になります。だから、一歩を踏み出すことが大事なのです。

ダメだったらその都度軌道修正すればよいのです。

自分だけのことなら「前言撤回」、「朝令暮改」でもよいのです。 試行錯誤を繰り返すことが重要です。

私の友人や知人でも還暦を待たずに、この世を去った人がいます。

そのひとたちが叶わなかった老後の夢をわたしたちは与えられているのです。

その贅沢な時間をフルに使い切りましょう。

自宅玄関前の階段に置いた自作のお地蔵さん

もっとわがままに生きよう !

私はガンになることで、大きな宝を得ました。

そのひとつはまわりに迷惑をかけない範囲で、「気遣いすぎをやめる」ことです。

二つ目は日々「死を意識する」ことで、逆に「生を意識する」ようになりました。

私は「お付き合いゴルフをやめる」、「酒席の二次会は遠慮する」ことで、新たな趣味を持つ時間ができました。

夜は好きなシャンソンやジャズのライブハウスに通い、週末は陶芸、サイクリング、写真撮影、おじんバンド、描画、茶道など新しい趣味に次々とチャレンジする時間ができました。

自分の人生を変えたいなら、間違いなく「やめること」からはじめるべきです。

あなたの100%の時間を120%にはできません。

いまの時間を80%に減らすことで、新たに20%の時間を作り出すことができるのです。

必要なことはまず「やめる」ことなのです。

本当に自分が大切と思うことに時間を費やしたいなら、何かを「やめる」ことです。

いまの自分の生活をゼロから総ざらいしてみましょう。

 小暮貢朗 

ニューヨーク在住時代、たびたび訪ねたタイムズスクエアの夜景