【シニアの東京オリンピックボランティア体験】~共通研修と参加決定まで

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いつボランティアの募集があったかと聞かれます

私も東京オリンピック・パラリンピックのボランティア募集を何で知ったか、いまでは定かではありません。

2019ラグビーワールドカップのチケットを購入するため、ネットでラグビーWCに自分のアカウントを登録しましたが、そのついでに、東京2020のアカウント登録をしたのがきっかけだったと思います。

今回の大会フィールドキャストの募集がネットだけの募集だったので、日頃ネットをチェックしていない人にはわかりづらかったのかもしれません。

新聞やテレビで大会ボランティアについて取り上げられた時には、募集がすでに締め切られていたのかもしれません。

https://tokyo2020.org/ja/

フィールドキャストの共通研修資料

大会ボランティアの活動内容とは

今回の大会で募集されたボランティアは、都市ボランティアと大会ボランティアです。

都市ボランティアはシティキャストと呼ばれ、空港や主要駅、観光地、競技会場周辺が活動場所です。

募集人員は3万人で、国内外の旅行者に対する観光・交通案内や、観客の競技会場への案内が仕事です。

私が応募した大会ボランティアはフィールドキャストと呼ばれ、競技会場や選手村などが活動場所です。

8万人の募集で、観客サービス、競技運営のサポート、メディアのサポートなど、大会運営を支える仕事です。

フィールドキャストはさらに、移動サポート、競技、案内、ヘルスケア、運営サポート、アテンド、式典、メディア、テクノロジーの9部門に分かれています。

60代シニアの東京オリンピック【ボランティア体験記】~何故応募したか
60代半ばのシニア世代の私。今回東京オリンピックの運営ボランティアに参加することが決まりました。この春から始まる本格研修の模様をはじめ、7月から8月にかけての本番までを、シニアが参加するボランティア体験記としてみなさまに報告させていただきます。

まず4月の選抜オリエンテーションに参加

2019年4月22日、東京有楽町の東京スポーツスクエアで開催された選抜オリエンテーションに参加しました。

最初は6人グループに分かれてのディスカッションでした。

これは雰囲気に馴染ませるためのもので、その後に面接担当者と応募者の2対2の質疑応答が本番でした。

私と同じ面接のもう一人の方は、30代男性会社員でした。

彼は選ばれた場合、勤める会社のボランティア休暇制度を利用するつもりと言っていました。

面接担当者(ボランティア)は、一人が車いすの日本人女性で、もう一人が男性の外国人で、ディスカッション形式の面接でした。

終始和やかな雰囲気で、面接にもかかわらず楽しい時間でした。

後で知りましたが、この選抜オリエンテーションには、204,680人が応募したそうです。

そのうち36%が男性で、64%が女性でした。国籍では日本国籍が64%、外国籍が36%でした。

つまり、3人に2人が女性で、3人に1人が外国人です。女性パワー、外国人パワー、「おそるべし!」です。

面接グループで隣だった中国人女性が、「日本人より、外国人、特に中国人の競争率が高いので、採用が厳しい」と言っていましたが、まさに数字が示しています。

大会組織委員会の発表によると、採用予定8万人の内訳は6割が女性で、40~50歳代が約4割です。

外国籍の人は12%で、中国、韓国、英国など約120の国と地域から採用される予定です。

https://tokyo2020.org/ja/games/volunteer/

【シニアにおススメの趣味】なぜ、能動的、創造的な趣味がよいのか?
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10月の共通研修(集合研修)に参加

2019年10月4日に、Field Castの共通研修があり、国立オリンピック記念青少年センターで、オリンピック・パラリンピックのボランティアに必要な基礎知識について、3時間の研修を受けました。

共通研修を受けた国立オリンピック記念青少年総合センター

配属されるメディアの仕事内容は?

私はメディアに配属が決まりました。対象人数は、2,000~4,000名と書かれていました。

競技会場内のメディアセンターや、会場外のメディア関係施設での、メディア受付や問い合わせ対応、取材や記者会見等のサポートが仕事内容のようです。

私に届いた大会事務局からのメールには、『トリビューンチームメンバー、会場: 東京スタジアム、FA(Functional area): プレスオペレーション』と記されていました。

これだけではよく内容がわかりませんが、4月の個別面接で詳しい説明があるようです。

調べてみると、私が配属予定の東京スタジアム(調布市)では、サッカーと近代五種、ラグビーの試合が開催されるようです。

競技場での報道のお手伝いをすることになるのでしょうが、メディア関係者に対するコミュニケーションが英語という点が、少し心配な点です。

しっかり研修し、本番でがんばります!

今回は8万人が大会ボランティアに選ばれましたが、そんな中で私など本当によく選んでくれたものです。

私の受け持ち会場の東京スタジアムは、自宅から電車で30分の調布にあります。

10月の共通研修のあと、11月3日にラグビーワールドカップ3位決定戦を観に行きましたが、その会場が調布の東京スタジアムでした。

まさか3位決定戦でニュージーランド代表オールブラックスのハカをナマで見られるとは思わなかったので、ラッキーでした。

応募のエントリーシートには、学生時代にラグビーをやっていたこと、第1希望をメディア部門にしましたが、希望通りのオファーをいただき、ありがたい限りです。

また、オリンピックの自転車競技のコースが、家から20メートルの表通りを通ることになっており、その日は孫も観戦に来る予定で、いまから楽しみです。

残念ながらオリンピック、パラリンピックのチケットは2度ともすべて抽選に外れ、今回のボランティアだけが当選(?)となった感じです。

でも一番望んでいた参加チケットなので、大変満足です。

今後の予定は、4月に役割別の研修、6月からは会場別の研修になっています。

新型コロナウィルスの感染がどうなるか予断を許しませんが、少しずつでも収まることを祈ります。

2019年11月3日の3位決定戦(ニュージーランド代表対ウェールズ代表)

東京2020マスコット、ふたりの意味は?

東京オリンピックとパラリンピックの大会マスコット、どっちがどっちのマスコットだと知っていますか。

私はふたりが、2大会合わせてのマスコットだと思っていました。

紺色で男の子っぽいのがオリンピックのマスコットで、名前は「ミライトワ」です。

ピンク色で女の子っぽいのがパラリンピックのマスコット、「ソメイティ」です。

名前の由来は、ミライトワが「未来」と「永遠(とわ)」の2つの言葉から、ソメイティが桜の品種「ソメイヨシノ」と力強い意味の「so mighty」という言葉から名付けられたそうです。

大会史上初めて、小学生の投票で選ばれたそうです。

【アフターコロナを生きる】杞憂であってほしい『日本のハイパーインフレ』
コロナの特別定額給付金の申請をしながら、「借金まみれの国家財政が、こんな大盤振る舞いをして大丈夫なのか」心配になりました。インフレになって最も都合がよいのは、借金まみれの政府です。今後ハイパーインフレでなくても、スーパーインフレ(超インフレ)時代になっても、我われシニアが生き抜ける方策について考えてみました。

東京 2020公式お菓子のミライトワ(左)とソメイティ(右)