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最近上達しなくなったのは何故?
毎週一生懸命絵を描いているのに、最近少しも上手くなりません。
何を描いていいかもわからず、マンネリ化している感じです。
それは階段を上る際の踊り場みたいな状態なのかもしれません。
そんな時はいくら頑張ってもうまくいきません。気分転換に他の趣味を持つのも手です。
私の場合、一つのことに集中できるのが3年が限度なので、その趣味を続けるためにも他に趣味を持つことにしています。
でも、3年間集中できた趣味は、その後少し手を抜いても続けられます。
飛行機が離陸する際に大きな推進力が必要ですが、いったん離陸してしまえば、さほどパワーが要らないのと似ています。
伸び悩んだら他の趣味もやる
停滞期はどうしたらよいか?
他の趣味を新たに始めた方が、気分転換で踊り場状態が解消するケースがあります。
私は陶芸をやりながら、3年周期で油絵を描いたり、バンドを組んだりしているのはそのためです。
それぞれの趣味が互いに刺激し合って、良い効果をもたらしてくれます。
一つのことに永久に熱中するのは難しいです。
行き詰ったときは、.環境を変えたり、交わる仲間を変えたり、自分の生活パターンを変えることが効果的です。
自分の作品を観てもらう
人前で披露するのは上達への近道です。人間は人から見られることによって大きく能力を伸ばします。
そのための努力もします。ただ自分一人でやっているのではあまり上達しないのです。
絵を上達させるには、ぜひ他人に自分の絵を見てもらう機会を作ってください。
展覧会に出展する目標を設けることで、その日までに納得のいく作品を仕上げようと努力するのです。
展覧会で他人から評価されると、モチベーションが上がります。
見てもらう場をつくるには
私の場合、最初に披露する場となったのが、アトリエのグループ展でした。
その後、フェイスブックやインスタグラムにアップしました。これは自分の絵を他人から客観的に見聞きできるので、大いに役立ちました。
また、住んでいる市の文化祭に出展したり、絵を気に入ってくれた方に差し上げたりしています。
シャルル・トレネ作詞・作曲のシャンソン「詩人の魂」は私の好きな歌です。
歌をつくった詩人は死んでも、その歌はいつまでも歌い継がれるという内容です。
自分が描いた絵が手元を離れ、どこかで大切に飾られ続けたら嬉しいですね。
「伸び悩んだら、他に趣味を持つ」と「作品を発表する」のまとめ
シニアになってから油絵を始めても、いくらでも上手くなります。
そのためには、3年は熱心に続けてください。そうすれば、絵を描くのが楽に、しかも楽しくなります。
描くのが行き詰ったときは、他の趣味を始め、気分転換するのもひとつの手です。
また、上達の近道として、人前で自分の作品を披露することを推薦します。
人に見てもらうというモチベーションが、一番の原動力になります。
文:小暮貢朗
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