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熱中する期間があると、上達が速い
私はいくつか趣味を持っていますが、一時期熱中した趣味は、今でも続いています。
やらなくなってから10年、20年経っても、ある一定レベルの技術を維持しています。
久しぶりにやってみて、昔のレベルと変わらずできるのが不思議です。
頭では忘れていても、体が覚えているとはこのことなのでしょう。
逆に熱中しなかった趣味は、何年やっても上達しませんでした。
私の場合、茶道教室に通ったり、リコーダーやピアノに挑戦しましたが、これらはものになりませんでした。
仕事でも趣味でも、本当に好きになったら熱中するはずです。早く上手くなりたいという思いが、上達を速めます。
熱中できれば、必ず上達する
ということは、熱中さえできれば、ある程度上達が約束されたようなものです。
熱中するには、惚れ込むことです。惚れ込むことは、それ以外の興味を遮断することです。
脳は熱中したり、夢中になっているとき、最大限の力を発揮します。
熱中すると、「周りの音が聞こえなくなる」「カラダが軽くなる」のはそのためです。
油絵を描くには、道具の使い方に始まり、デッサンなど基礎技術の習得に時間がかかります。
それさえ夢中で乗り越えれば、あなたは自分がイメージするあなただけの絵を描くことができます。
自分に合った画家の先生を探す
私は最初、ネットで探した自宅から一番近い絵画教室に通いました。
そこでのレッスンは正直言って楽しいものではありませんでしたが、油絵の基礎をしっかり学ぶことができました。
いまは、パリから帰国し都内でアトリエを構えている画家の先生から習っています。
と言っても、私が自由に描いた作品について、先生からアドバイスを受けるという関係です。
第1、第3土曜の午前中に先生のアトリエに通い、いろんな画家の作風、生き方、表現方法などを話し合いながら、楽しく描いています。
自分で描くのは家でもできますが、アトリエで先生が描いているのを見るのが一番勉強になります。
絵の構図、色の配合、色彩、筆のタッチ、描くリズムなど、とても勉強になります。
もちろん私が描いた絵についてアドバイスを受けるのですが、感性の違いもあるため、参考にするしないの判断は自分でしています。
絵画仲間をつくると刺激になる
自分一人で絵を描いていると、刺激もなく、自分の目指す絵の方向性が分からなくなるときがあります。
こんな時に、同じく油絵を習う仲間がいると、お互いに刺激し合って上達が速くなります。
絵画教室や公募団体で知り合ったり、SNSでプロの画家やアマチュア画家を探し、交流するのも一手です。
私の場合は、年に1回、通うアトリエ主催のグループ展に出展しています。
その他に、住んでいる市の文化祭に作品を出展したりもしています。
熱中すると上達する、絵描きの仲間をつくるのまとめ
やはり、物事は熱中すると上達が速い。油絵がうまく描けるかどうかも、例外ではないようです。
それならば、油絵があなたにとって熱中できる趣味になれば、必ず上達するわけです。
新しい人生のスタート。
憧れの油絵をただ鑑賞するだけでなく、自らの手で描いてみたいという強い熱意があるのか、自らに問いかけてください。
また、自分に合った先生と仲間にめぐり会えるかで、あなたのやる気も大きく変わってきます。
刺激って大事ですね。
文:小暮貢朗
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