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定年後の生き方の準備は、50代から始めた方がよい
サラリーマンも50代になると、会社で一定の役職に就き、責任ある立場になります。
同時に、組織における今後の自分のポジションが、ある程度想像できるようにもなります。
50代は精神的なストレスはありますが、30代、40代の頃に比べ、長時間労働など肉体的なストレスからは解放されるケースが、多くなるのではないでしょうか。
週末の土・日は基本的に休むことができ、肉体的には楽になっているはずです。
そんな週末2日間のうちの半日を使い、新しい趣味に挑戦することをお薦めします。
定年後に燃え尽き症候群(仕事ロス)になるケース
50代のみなさん、65歳定年以後の人生について考えたことがありますか。
ほとんどの方が、「定年後はほどほどに仕事し、好きな趣味でもやって、のんびり暮らしたい」と思っているのではないでしょうか。
でも結局のところ、趣味も見つからずに、定年を迎えるシニアが多いのが事実です。
今そんな趣味のないシニアの中で、燃え尽き症候群(仕事ロス)になる人(特に男性)が増えています。
生活のペースメーカーだった仕事が無くなり、虚脱感からうつ病を発症してしまうのです。
「定年後の居場所をどう探すか」・・・それは50代の現役の時に、準備するべきなのです。
【体験】単身赴任がきっかけで、趣味に目覚める
私の場合、50歳の単身赴任中にいろんな趣味に挑戦する機会を得ました。
土曜の午前中を掃除や洗濯の時間にし、午後を趣味の時間にしました。
40代まで週末にゴルフをやっていたのですが、五十肩をきっかけにゴルフをやめました。
それが結果として、いろんな趣味にチャレンジする契機になりました。
一眼レフカメラ、自転車、トレッキング、ジャズやシャンソンライブ、茶道、日帰り旅行など、いいなと思ったことはすぐにやってみました。
その結果、消去法でいまでも続いている趣味が、ギターの弾き語りと陶芸、油絵です。
その他の趣味もまったくやらなくなったわけではありませんが、その3つの趣味が私には合っているようです。
定年後も2年間、会社勤めを続けましたが、一念発起でシニア起業をしました。
現在は月曜から金曜までは仕事、といってもマイペースでの仕事ですが、週末のうち一日は趣味三昧の日々を送っています。
50代で趣味を始めるメリットとは?
定年後の仕事ロスを未然に防ぐ以外にも、50代から趣味を始めるメリットがあります。
交友関係が広がる
サラリーマン生活も30年近くなると、日ごろ接する相手が同じ会社の人か、取引先の人に限定されてきます。
同業者として同じような価値観は共有できますが、あくまで仕事中心の関係となります。
仕事上の上下関係や取引関係という制約から、あまり本音で話す機会とはなりません。
私が通っている絵画教室は定年後のシニアが多く、グループ展などを通じて交わることで、自分の10年後、20年後の姿を想像することができます。
情報交換の場になる
仕事ではなく趣味を通じた関係なので、利害関係がありません。
自分の仕事や会社、業界だけが大変だと思いがちですが、他業界の生の声を聞くことができ、それが仕事に役立つケースもあります。
ストレスの解消となる
50代は管理職として、日々ストレスを抱えながら仕事をしています。
日頃の人間関係から離れ、利害関係のない人と接したり、趣味で頭を空っぽにすることで、ストレス発散になります。
このストレスをうまく発散できないことで、成人病が進行したり、ガンの原因にもなります。
趣味でも、先んずれば人を制す
趣味の世界でも、種類によっては年功序列っぽい関係があるのをご存知ですか?
経験の長い人に、「一日(いちじつ)の長(ちょう)あり」といった方がよいかもしれません。
同じ年でも、10年前から始めた人と、定年後に始めた人では、技術レベルが違うのは当たり前です。
でもそのレベルの差に、厭な思いをすることがあるのです。
「どうせなら、もっと早く始めていればよかった」と。
老後の趣味の世界で、サラリーマン時代と同じように、嫌な思いはしたくないですよね。
人生100年時代の生き方とは?
厚生労働省によれば、日本人の平均寿命は男性81.25歳、女性87.32歳(18年)。
女性は6年、男性は7年連続で過去最高を更新し、「さらに延びる可能性が高い」との見解を示しています。
「人生100年時代」といわれ、いろいろな老後プランが語られています。
「生涯現役を続ける」、「シニア起業に賭ける」、「地域に貢献する」、「趣味を満喫する」など、いろんな選択肢がありますが、心構えと準備は50代から始めるに越したことはありません。
文:小暮貢朗