【シニアの陶芸】シニアがゼロから始める陶芸の楽しみ方~その4

陶芸を楽しむ
シニアの陶芸上達法~ 「他の趣味も持つ」「作品を発表する」
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最近、何をつくっていいか分からない

最近、うつわをつくっていてもあまり楽しくありません。次に何をつくろうかと、ワクワクしなくなりました。

カップやお皿、花瓶など一通りのうつわはつくれるようになりましたが、何かマンネリ化している感じです。

陶芸を初めて何年か経つと、そう感じるときがやってきます。

それは、階段の踊り場みたいな状態で、いくら陶芸に集中しようと思っても、集中できません。

気分転換に他の趣味をやってみるのもひとつの手です

私の場合、一つの趣味に集中できるのは3年が限度なので、その趣味を続けるためにも、新しい趣味を持つことにしています。

でも、3年間熱中できた趣味は、その後少しやめたからといって覚えた技術は衰えません

飛行機は離陸するときに大きな推進力が必要ですが、飛行中はさほどパワーが要らないのと同じです。

【シニアの陶芸】シニアがゼロから始める陶芸の楽しみ方~その1
陶芸教室で学んだ方が独学より安く済むし、楽です。探し方は、検索サイトから探す、近くの陶芸教室のホームページを検索する、最寄りの陶芸教室を訪ねるなどの方法があります。基本技術を身につけ、本格的にチャレンジしたい方は、陶芸家から直接学ぶと大きく上達します。YouTube動画をイメージトレーニングとして活用すると便利です。

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伸び悩んだら他の趣味もやる

他の趣味を始めることで、停滞期にあった趣味に新たなヒントが生まれたりします

私は陶芸をやりながら、3年周期で油絵を描いたり、バンドを組んだりしているのはそのためです。

それぞれの趣味が互いに刺激し合って、良い効果をもたらしてくれます。

一つのことに永久に熱中するのは難しいです。

ましてや、プロとしてそれで生計を立てているわけではありません。

行き詰ったときの打開策として、.環境を変え、交わる仲間も変えたり、自分の行動パターンを変えることが効果的です。

やっていて楽しくなくなった趣味は、一度止めてみてください

【シニアの陶芸】シニアがゼロから始める陶芸の楽しみ方~その2
陶芸は基礎が大事です。課題を決め集中して学んでください。陶芸教室で基礎を習得し、その後は陶芸家から作風を学んでください。せっかく陶芸をやるのでしたら、プロの陶芸家がつくるようなうつわを自分でつくってみましょう。自分独自の作風をつくりあげてください。

自分のつくった作品を観てもらう

人前で披露するのは上達への近道です。人間は人から評価されることで、大きく能力を伸ばします。

評価されるための努力もします。ただ自分一人で黙々とやっていても、あまり上達しません。

陶芸を上達させるには、ぜひ他人に自分のつくったうつわを見てもらう機会を作ってください。

例えば、グループ展覧会に出展する目標を設けることで、納得できる作品を仕上げようと努力するのです。

展覧会で他人から評価されると、モチベーションが一気に上がります

【シニアの陶芸】シニアがゼロから始める陶芸の楽しみ方~その3
陶芸も熱中すると上達が速い。自らの手でつくりたいという強い熱意があるのか、自らに問いかけてください。また、自分に合った陶芸家の先生と陶芸仲間にめぐり会えるかで、あなたのやる気も大きく変わってきます。

見てもらう場をつくるには

私の場合、最初に披露する場となったのが、市の文化祭への出展でした。

その他にも、フェイスブックやインスタグラムに作品をアップしました。

これは自分のやきものの印象を他人から見聞きできるので、大いに役立ちました。

また、私のつくったうつわを気に入ってくれた方に差し上げたり、フリーマーケットで廉価で販売しています。

私はシャンソンが好きですが、その中の名曲にシャルル・トレネ作詞・作曲の「詩人の魂」という曲があります。

歌をつくった詩人は死んでも、彼がつくった歌はいつまでも歌い継がれるという内容です。

自分がつくったうつわが手元を離れ、どこかの家の食卓で使われ続けていたら嬉しいですね

【シニアの陶芸入門】信楽焼の穴窯を東京で体験できる陶房を紹介

「行き詰ったら、他の趣味を持つ」と「自分の作品を発表する」のまとめ

シニアになってから陶芸を始めても、いくらでも上手くなります

そのためには、3年は熱心に続けてください。そうすれば、うつわをつくるのが簡単で、しかも楽しくなります。

作陶に行き詰ったときは、他の趣味を始め、気分転換するのもひとつの手です。

また、上達への近道として、人前で自分の作品を披露することをおススメします。

人に見てもらうというモチベーションが、一番の原動力になります

文:小暮貢朗

【シニアの陶芸入門】役に立つYouTube陶芸チャンネル5選
陶芸を習ってみようと思ったら、独学ではなく陶芸教室でまず基礎を学ぶことをおススメします。でも、速く上達したいなら、陶芸教室だけでなくYouTubeで予習、復習すれば、数倍の速さで上達することができます。YouTubeにアップされている陶芸に関する動画の中で、特に内容の濃いチャンネルをご紹介します。