熱中する趣味は、上達が速い
私はいくつか趣味を持っていますが、一時期熱中した趣味は、今でも続いています。
やらなくなってから10年、20年経っても、ある一定レベルの技術を維持しています。
久しぶりにやってみて、昔のレベルと変わらずできるのが不思議です。
頭では忘れていても、体が覚えているとはこのことなのでしょう。
逆に熱中できなかった趣味は、何年やっても上達しませんでした。
私の場合、茶道教室に通ったり、リコーダーやピアノに挑戦しましたが、これらはものになりませんでした。
仕事でも趣味でも、本当に好きになったら熱中するはずです。早く上手くなりたいという思いが、上達を速めます。
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陶芸に熱中できれば、必ず上達する
ということは、熱中さえできれば、ある程度上達が約束されたようなものです。
熱中するには、惚れ込むことです。惚れ込むことは、それ以外の興味を遮断することです。
脳は熱中したり、夢中になっているとき、最大限の力を発揮します。
熱中すると、「周りの音が聞こえなくなる」「カラダが軽くなる」のはそのためです。
陶芸は、土の練り方からろくろ成形、手びねり、釉のかけ方、焼成まで基礎技術の習得に時間がかかります。
それさえ乗り越えれば、自分がイメージするあなた独自のやきものをつくることができます。
陶芸家に習うと、さらに熱中できる
私は単身赴任中に、陶芸を始めました。
単身赴任を終え自宅に戻ってからは、自宅から一番近い陶芸教室に通いました。
そこで陶芸のいろはをしっかり学ぶことができました。
1年通い、一通りのうつわがつくれるようになりましたが、陶芸教室でつくるタイプのうつわに満足できなくなっていました。
雑誌で見つけた自分好みの作風の陶芸家を訪ね、今でもそこで陶芸を続けています。
自宅でも作陶はできますが、陶房で先生がつくるのを見るのが一番勉強になります。
陶芸仲間をつくると刺激になる
自分一人で作陶していても数年すると飽きます。
自分の目指すやきものの方向性が分からなくなるときがあります。
そんな時に、同じく陶芸を習う仲間がいると、お互いに刺激し合って上達が速くなります。
陶芸教室や陶芸展で知り合ったり、SNSでプロの陶芸家やアマチュア陶芸家を探し、交流するのもひとつの方法です。
私の場合は、各地で開かれて陶器市や陶芸展に足繁く通い、陶芸家と知り合いになったりしています。
また、益子や笠間など多くの陶芸家の陶房も訪ね、いろいろなお話を伺うことで、刺激を頂いています。
「作陶に熱中する」と「陶芸仲間をつくる」のまとめ
やはり、陶芸も熱中すると上達が速いです。
あなたにとって陶芸が自分にあった熱中できる趣味であれば、必ず上達します。
土を練っているときの感触、その間のすべてを忘れられる心地よさを知ったのなら、きっと陶芸はモノにできます。
憧れのうつわを鑑賞するだけでなく、自らの手でつくりたいという強い熱意があるのか、自らに問いかけてください。
また、自分に合った陶芸家の先生と陶芸仲間にめぐり会えるかで、あなたのやる気も大きく変わってきます。
刺激って大事ですね。
文:小暮貢朗
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